なんとなく始めた株式投資。でも後から思えば大事な一歩だった
今から15年以上前、アフリカで海外勤務をしました。
帰国後、ある程度まとまった手当が入りました。当面使う当てのないお金でしたので、勉強を兼ねて株式投資を、なんとなく始めました。
このときは、株式投資が定年後の人生において大きな意味を持つことになるとは、まったく気づいていませんでした。
失敗ばかりだった、最初の頃の投資
なんとなく始めた株式投資なので、案の定うまくいきませんでした。
本に「知っている会社の株を買う」と書いてあったので個別株に全力投資し、それが高値掴みになって投資資産を半分近く減らしてしまったり、雑誌の記事を鵜呑みにして売買したりと、まるで投資の失敗例をなぞっているようでした。
心の平安が遠ざかる。私は株に向いていないのかもしれないと思った
高値掴みしてしまった株は、その後、見るたびに毎日少しずつ下がっていきました。最終的には、買ったときの半値近くまで下がってしまいました。
「元の値段に戻ったら売ろう」
そう思いながら、気がつけば一日に何度も株価を確認していました。
株価が上がるどころか、下がるたびに気持ちまで沈んでいきます。
こんなことになるなら、株などやらなければよかったと後悔しました。
私に株は向いていないのかもしれない。
その頃、本気でそう思っていました。
やっと見つけた、自分に合った投資の向き合い方
しかし、半値になったことを嘆いていても仕方がありません。
もう一度きちんと学び直そうと思い、本などで投資について勉強しながら、少額でいろいろ試してみました。
遠回りの末に落ち着いたのは、いわゆる王道と呼ばれる方法でした。
米国ETFを、長期・分散・低コストで、余剰資金の範囲で運用するというものです。
特別なことは何もありませんが、この方法にしてから、以前のように毎日株価に振り回されることが少なくなりました。
投資の成績以上に、「気持ちが大きく揺れなくなったこと」が、私にとってはいちばんの変化だったように思います。
定年後の自由という選択肢
投資については、いろいろ悩み、失敗し、遠回りもしました。
それでも続けてきたことで、定年後に再就職を急がなくてもよいかもしれない、と思えるだけの基盤が少しずつ整ってきました。
このブログでは、主に定年前の準備について書いています。
どなたかの不安を少し軽くしたり、何かのきっかけになったりすれば、これほど嬉しいことはありません。
あのとき何となく始めた小さな一歩が、思いがけず、これからの人生の支えになろうとしています。


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