人は皆、幸せになりたいと思って生きているのではないでしょうか。
私自身がこれまでに見聞きしてきた中で、人が「幸せだ」と感じる瞬間や、「何のために生きているのか」と語る言葉には、いくつかの傾向があるように思います。
• 社会的成功
政治家や会社の社長など、社会的な影響力や立場を持つこと
• 金銭的成功
いわゆる億万長者になり、経済的に不自由のない生活を送ること
• 承認
「立派な人だ」「すごい人だ」と周囲から認められること
• 安定
地位やお金、住む場所、健康などが守られ、物理的にも心理的にも揺さぶられない状態
• 成長
昨日より今日、今日より明日と、自分が成長し続けていると実感できること
• つながり
配偶者や子ども、孫、友人と時間を共有できること
• 宗教的幸福
宗教や信仰に根ざし、コミュニティの中で生きること
• 自由
選択肢を自分で選べること、束縛が少ないこと
どれが正しくて、どれが間違っているという話ではありません。
幸せの形は人それぞれで、その人の人生や価値観によって違っていて当然だと思います。
私自身は、これらのどれかを強く追い求めてきた、というよりも、
ある体験を通して、少しずつ人生の目的について考えるようになりました。
② 自分で考える人生の目的
家庭や学校、職場では、これまで「社会的成功」が強く意識されてきたように思います。
一生懸命に勉強し、仕事に励めば、それなりの地位や給料が得られ、その過程で達成感も味わえる。
そうした価値観は、とても分かりやすく、多くの人が納得できるものです。
私自身も、若い頃は特に深く考えることなく、その流れの中で社会的成功を追いかけていたように思います。
しかし、旅行やハイキング、居合道といった体験を重ねる中で、少しずつ考えが変わっていきました。
また、職場で親しい友人がメンタルダウンしていく姿を目の当たりにしたことも、大きなきっかけでした。
今は、社会的成功がそのまま幸福とイコールではない、というのが自分の正直な気持ちです。
現在の私は、何かを達成することや、何かを得ることよりも、
自然や世界といった「自分を超えた大きなもの」とつながっていると実感できる瞬間に、深い幸せを感じています。
それは、
ハイキングで山の中を歩いているときであったり、
居合道の稽古で、ふと無心になれる一瞬であったりします。
③ 役に立っているかという視点
ただ、こうした生き方について考えると、
「それは社会の役に立っているのだろうか?」
という問いが浮かんできます。
実際、退職後に時間の自由は得たものの、
「やはり社会に貢献したい」
「人とのつながりが欲しい」
と感じて、仕事を再開する人の話もよく聞きます。
自分自身が将来そうなるかどうかは、正直なところ分かりません。
ただ、今の自分が考えているのは、
自然や世界とのつながりが深くなること自体が、貢献の土台になるのではないか
ということです。
自分が満たされていない状態では、
• 他人を批判しやすくなる
• 攻撃的になる
• 周囲に無関心になる
ことがあるように思います。
一方で、世界や自然とつながりながら生きられていると、
• 優しさや余裕を持ちやすくなる
• 人の可能性を信じられる
• 自然と周囲を助けたい気持ちが生まれる
そんな変化を、少しづつですが、自分自身の中に感じています。
社会への貢献は、必ずしも肩書きや成果だけで測れるものではありません。
その人の在り方や、周囲に与える影響もまた、ひとつの貢献なのではないかと思うのです。
これからは、ただ感じるだけで終わらせず、
感じたことを、どのように行動に移していけるのか。
そのことを、少しずつ考えていきたいと思っています。
④ これからやりたいこと
これまで私は、いくつかの目標を持ち、それを達成しながら生きてきました。
本業を続けることができ、経済的にもある程度の安定を得ることができました。
また、資格取得にも挑戦してきました。
これから先も、
「何かを達成したい」
「何かを手に入れたい」
と思うことがあるかもしれませんし、それ自体を否定するつもりはありません。
それでも、今の私がこれから大切にしたいのは、
自然や世界とつながり、その中で満たされていると感じられる時間です。
それは、旅に出ることかもしれません。
山を歩くことかもしれませんし、居合道の稽古かもしれません。
あるいは、美味しいものを食べたり、心地よい量のお酒を味わったり、
人と会い、言葉を交わす時間かもしれません。
(ウイスキーについては、別の記事で触れています)
人生の目的とは、
どこかにある「正解」を見つけることではなく、
何度でも立ち返ることのできる場所を持つことなのかもしれない。
最近は、そんなふうに思うようになりました。
このブログでは、
旅行やハイキング、そして日々の暮らしの中で感じたことを中心に、
静かに綴っていきたいと思います。





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