旅の感動は少なくなっていくのか ― 限界効果逓減の法則と小さな工夫

旅行

① 限界効果逓減の法則とは

旅をしていると、「あれ、前ほど感動しないな」と感じることがあります。

限界効果逓減とは簡単に言うと、 同じものを追加で得るほど、満足度の増加は小さくなる という法則です。

一例として、1杯目のビールは美味しく感じますが、3杯目、4杯目と続いてくると、1杯目ほどの美味しさを感じなくなることです。

② 限界効果逓減の法則を感じた体験

東京に住んでいた頃、気分転換として高尾山によく登りに行きました。

高尾山はとてもアクセスが良く、山頂の眺望も富士山や東京の高層ビル群まで見えるので、初心者にも人気です。

私はもう何度も山頂から富士山を見ているので、「今日は富士山が見える」などと思うだけです。また、日本アルプスなどの山にも登ったことがあるので、その時の雄大な景色と比較していたかもしれません。

同じ景色を見て感激している人たちもいます。
その姿を見て、自分の感度が少し鈍くなっているのかもしれない、と感じました。

また、トルコ共和国を再訪したブログも書きましたが、初めて訪れた時に比べて感動が薄れていることに気がづきました。

③ パラオの旅行で得た気づき

パラオは、2026年1月に旅行しました。旅行記はこちら。

最初は、パラオの海を見てもそれほど感動しませんでした。おそらく沖縄やモルディブやニューカレドニアなどに行って、綺麗な海を見慣れていたのだと思います。

また、泊まっていたホテルが海に面していなかったことから、過去の旅行と比べてアクセスの悪さが気になりました。

これではせっかくパラオに来ているのに楽しめません。比較しているうちに、砂を噛むような嫌な感覚を持ったことを覚えています。

これではいけないと思いました。
このままでは、どこへ行っても同じように感じてしまうのではないか、と。

そこでまず、他の場所との比較をなるべくしないようにしました。

そして、なるべくパラオのオリジナルを探すようにしました。

すると、海が山に囲まれているような独特な地形や、初めて見る魚や、ドイツや日本の統治時代の痕跡など、印象に残るものが目に入ってきました。

④ 満足度を下げない小さな工夫

まずは、なるべく過去の旅行と比べないようにすることです。

そして、旅先のオリジナルを探そうとすることです。そのためには、その土地の歴史や文化、地理、生物などに興味を持っておく必要があります。

冒頭の高尾山に当てはめれば、景色はもちろんのこと、鳥のさえずり、草花、宗教行事、茶屋のきのこ汁など、登るたびに新たなことに気づく感性を持っていたいと思います。

感動は、外にあるのではなく、自分の感じ方の中にあるのだと思います。

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