① ホテルの部屋の広さと限界効果逓減の法則
以前のブログ記事、「不便さが教えてくれる幸せ」で、日常生活における限界効果逓減の法則について書きました。
部屋の広さの基準のひとつになっているのが「テント泊」です。 山の中でのテント生活は、限られた空間の中で過ごす時間。荷物も最小限で、寝る・食べる・休むがすべてコンパクトに収まっています。
この経験があるからか、いわゆる「狭い」と言われるホテルの部屋でも、不便を感じることはあまりありません。ホテルの部屋も必要十分な空間があれば、それで満足できるようになりました。
ここで頭に浮かぶのが、「限界効果逓減」の考え方です。 ある程度の快適さを超えると、それ以上にお金をかけても、得られる満足度の増加は小さくなっていくというものです。
テント泊を基準にすると、この感覚はとても実感しやすくなります。
雨風をしのげて、安心して眠れる場所がある。それだけで、すでに大きな満足が得られています。
② ホテルの広さは本当に必要か?実体験から考える
これまでには、友人の招待でしたが、高級ホテルチェーンに宿泊し、エグゼクティブラウンジでゆったりと過ごしたこともあります。広い部屋、コンシェルジュなど行き届いたサービスは、確かに快適で特別な時間でした。
しかし、その快適さが、宿泊費の増加に比例しているかというと、必ずしもそうではないように感じます。
一方で、ホステルのようなシンプルな宿でも、特に問題なく過ごすことができます。 費用を抑えられるだけでなく、現地の人や他の旅行者との距離が近く、その土地の空気をよりリアルに感じることができます。
過去のトルコ旅行では、ホテルの屋根の上に雑魚寝で泊まったこともありました。 個人のスペースや、プライバシーはほとんどありませんが、夕暮れのやわらかい空気、遠くから聞こえる街のざわめき、目の前に広がる遺跡や乾いた大地と海峡の風景、そこに流れる時間は、とても印象的で、今でも強く記憶に残っています。
広さや豪華さでは測れない「体験としての価値」。 それこそが、旅の満足度を大きく左右しているのかもしれません。
③ 安くても満足できるホテルの選び方
「広さ=快適さ」とは限らない。 そして、「価格=満足度」でもない。
宿選びは、まず地元の人向けのホテルであること、その上でできるだけリーズナブルな値段であることを重視しています。
自分にとっての“ちょうどいい快適さ”を知ること。 それは、旅をより自由に、そして長く続けるための大切な感覚だと感じています。
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