① 居合道との出会い
居合道を続けている理由は何ですか、と聞かれたら、うまく答えられないかもしれません。
私が居合道を始めたのは、大学のクラブ紹介がきっかけです。単独で、日本刀を使い、ゆっくりとした動作で始まり、声も出さないで演武する。そんな居合道は、当時私が思い描いていた武道のイメージとは、かなりかけ離れていました。
それでも、なぜか「ちょっとやってみたい」と思い、居合道部に入部しました。
② 居合道を続けている理由
居合道は、日本刀(模擬刀)を使い、心身の鍛錬と人格の形成を目指す武道です。居合道をしている人には、それぞれの理由があると思いますし、日本刀を使うがゆえに、怖いイメージを持つ人もいるかもしれません。
私が居合道を続けている理由は、言葉にしづらい、ある体験があったからです(途中、休んでいる期間もあります)。
それは、ある爽やかな日に、道場で一人、居合道の稽古をしていた時のことでした。技に入る前に呼吸を整え、仮想の敵だけでなく、自分を取り巻く世界全体を感じるようにしました。
刀を抜きつけた、その一瞬。
自分がとても大きな空間の中に置かれているような、キラキラした光に包まれるような感覚がありました。
うまく説明はできませんし、気のせいだと言われれば、それまでかもしれません。
そのような不思議な体験は、その時一度きりです。それでも居合道を稽古すると、今でも、身体と心が静かに整っていくような感じがするのです。
③ 居合道との距離感
居合道は、生活の中心とまでは言えません。
それでも、技量を向上させるために、そして時にざわついた心を落ち着かせるために、これからも居合道を稽古していきたいと思います。




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