雁戸山へ――自然を甘く見ないために

ハイキング

1 前回の経験を活かして、雁戸山へ

山形県山形市にある雁戸山(がんどさん)に登ってきました。

標高は1,484m。今回は山形口、笹谷峠から登り、休憩を含めた歩行時間は5時間30分ほどでした。

前回、久しぶりに本格的な山である黒伏山に登ったとき、私は「自然を舐めてはいけない」ということを改めて思い知らされました。

その経験があったからこそ、今回は少し気持ちを引き締めて山に向かいました。

黒伏山に登った記事はこちら。「見慣れた黒伏山に、自然の厳しさを教えられた」

2 早めの出発と十分な装備

登山開始は朝8時20分。

できるだけ早い時間から歩き始め、余裕を持って下山することを意識しました。

装備もいつも以上に慎重に準備しました。

ライトを持ち、水や食料も十分に用意しました。

もちろん、遭難などの不測の事態が起こらないことが一番ですが、万一のときには、暗くなっても歩き続けられるだけの備えをしておきたい。

「使わないかもしれないけれど、持っていく」

山では、そのくらいの気持ちで準備しておいたほうがいいのだと思います。

3 「蟻ノ戸渡」を慎重に通過する

登山道には、「蟻ノ戸渡」と呼ばれる幅の狭い岩場があります。

こうした場所は、少し気を抜けば事故につながりかねません。

今回は焦らず、一歩一歩、慎重に通過しました。

山では、技術的に難しい場所だけが危険なのではありません。

「これくらいなら大丈夫だろう」という気の緩みこそが怖い。

前回の黒伏山で感じたことを思い出しながら歩きました。

蟻ノ戸渡

4 地図と方位磁針で道を確認する

今回、特に意識したのが道迷いの防止です。

登山道を歩いていると、一度広い場所に出たあと、どちらへ進めばいいのか分かりにくいところがありました。

分岐でも、何となく前の道を進むのではなく、地図と方位磁針を使って確認しました。

また、登頂時に周囲の鉄塔などの目印を確認しておいたことも、下山時には役立ちました。

「あの場所を通ったはずだ」と確認できる目印があるだけでも、安心感が違います。

私はGPS機能の付いた登山アプリを使っていません。

これは、アプリを否定しているわけではありません。

海外でハイキングをすることを考えたとき、電波が届かなかったり、スマートフォンが使えなくなったりする状況も想定しています。

日本で便利なものに頼りすぎず、地図と方位磁針だけでも自分の位置や進む方向を判断できるようにしておきたい。

そんな考えからです。

広い場所に出ると、そのまま進みたくなってしまいます。

5 「登山者が多い山」でも油断しない

ガイドブックには、雁戸山について「多数の登山者が訪れています」とありました。

ところが、この日は土曜日で天気も良かったにもかかわらず、登山中に一人の登山者にも会いませんでした。

しかも、登山道には一部不明瞭な場所もありました。

「多くの人が登っている山だから大丈夫」

そう思ってしまうのは危険なのかもしれません。

山に入る以上、最後は自分自身で状況を判断しなければならない。

今回の山行を通して、改めてそう感じました。

6 美しい景色を楽しむために

慎重に歩いたおかげで、今回は焦ることなく山の景色を楽しむことができました。

早めに登り始めたことで、下山にも余裕がありました。

十分な水と食料を準備し、ライトも携帯する。

地図と方位磁針で現在地や進む方向を確認する。

周囲の目印を覚えておく。

どれも特別なことではありません。

しかし、こうした一つ一つの準備が、山を安全に楽しむための土台になるのだと思います。

前回の黒伏山では、自然を甘く見てはいけないと教えられました。

そして今回の雁戸山では、その教訓を実際の行動に移すことができました。

これからも山に登り続けたいと思います。

ただし、山に慣れてきたときこそ、油断しないこと。

自然を相手にする以上、いつまでも謙虚な気持ちを忘れずに歩いていきたいと思います。

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