全日本居合道段別競技会に参加して|自分の現在地を知る

居合道

居合道場に通っていると、昇段は自然と目標になります。

今回、昇段審査が静岡県で開催されることになりました。同時に開催される競技会に参加すると、地区連盟から交通費の補助が出るとのことでした。

どうせ静岡県まで行くのなら、競技会にも出場して交通費の負担を少しでも減らそう。そんな、どちらかといえば実利的な理由から、競技会にも申し込みました。

もともと、居合道は個人でひたすら研鑽を積むものというイメージがあり、他人と競い合うことについては、あまり具体的に考えていませんでした。

ところが、実際に参加してみると、自分の居合道を客観的に見つめ直す、貴重な機会となりました。

競技会と昇段審査の結果

昇段審査は無事に合格することができました。一方、競技会は個人戦で2回戦敗退、団体戦は10チーム中8位という結果でした。同じ段位の参加者の中では、10人中6位でした。

順位だけを見れば、特に優れた成績を残せたわけではありません。しかし、今回の経験から得たものは、順位だけでは測れないものでした。

他人の演武から学ぶ

競技会では、自分の実力を知るだけでなく、他の参加者の演武から学ぶことが数多くありました。

特に、自分が負けた相手や高得点を獲得した人の演武は、真剣に見ることができました。

自分と何が違うのか。どこに優れた点があるのか。

そうした視点で演武を観察すると、普段の稽古では気づきにくいことが見えてきます。

以前、講習会では、演武にもっと力強さを出すよう指摘されました。今回、優れた演武を見て、力強さだけでなく、気迫や技の冴えも重要なのだと、改めて感じました。

以前の講習会に関するブログ記事はこちら。居合道、正速強威と私のこれからの課題

自分に何が足りないのかを知ることができたのは、今回の大きな収穫です。

競技会に出場して

競技会の前夜祭などでは、他の参加者と知り合う機会もありました。

居合道は個人の修練が中心ですが、同じ道を歩む人々と交流し、互いの演武を見て学ぶことにも、大きな意味があるのだと思います。

もっとも、今回の開催地は静岡県で、山形県から参加するには時間もかかりました。交通費や参加費など、金銭的な負担もそれなりにありました。

今後も同じように競技会や昇段審査に参加できるとは限りません。

次の転勤では、居合道場から遠ざかる可能性もあり、今回がこのような大会に参加する最後の機会になるかもしれません。

そう考えると、何気なく応募した今回の競技会と昇段審査は、思いがけず貴重な経験になりました。

これからの研鑽

競技会での順位は、自分の現在地を知る一つの目安になりました。しかし、それ以上に大切なのは、何が足りないのかを知り、今後の稽古に生かすことだと思います。

これからは、以前から指摘されている力強さに加え、気迫や技の冴えを意識しながら、引き続き研鑽を積んでいきたいと思います。

競技会に出場する機会がなくなったとしても、居合道の修練に終わりはありません。

交通費の負担を減らすために参加した競技会が、自分の課題を知り、これからの研鑽を考える機会になりました。

今回の経験を大切にしながら、自分なりの居合道を追求していきたいと思います。

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